それぞれがあの戦いに対して感想を述べている中、ローズ先生が僕の座っている場所まで来る。



「ローズ先生......何か御用でしょうか?」



僕がそう訊ねるとローズ先生は困ったように言う。



「魅音さんにはあと2戦して貰ってからあなたと対戦の予定でしたのに...彼女の対戦相手2人が逃げだしてしまいましてね...」



理由を聞いてみたところ、彼女の相手をするのが怖いと2人とも言っているそうだ。



そこで致し方なく2戦分飛ばす...つまり僕が対戦相手になるという内容だった。



「ほんとに悪いわねえ、、、」



「いえいえ、大丈夫ですよ。対戦は明日ですよね?」



「えぇ...よろしく頼みましたわよ」



ローズ先生はそう告げると歩きさっていく。