「なんですか?」
アタシはさっきまで居た所とは別の部屋にエレナさんに連れて来られた。
「これを…。」
そう言ってエレナさんは、ポケットからトップが鍵型の少し長めのネックレスを出して、アタシの首に付けた。
「かわいい!なんですか、これ?」
「黒うさぎ様に渡せと言われただけです。何かは私も聞いておりませんので分かりませんわ。」
「そうですか。コレ、アタシがもらっていいんですか?」
「はい。」
「ありがとうございます!」
「いえ。では、戻りましょうか。」
「はい!」