「どうしたの?」
ジェームスさんは、椅子に座って、紅茶を飲んでいた。
「珠璃が、夢に出てきた女性が千尋さんだって…。」
「…珠璃、本当?」
ジェームスさんの目は真剣だった。
「…はい。顔も似てたし、声もそっくりでした。」
「そっか…。ありがとう。」
「いえ。」
「もう戻りな?もう少しで、夕飯だから…!時間になったら呼ぶからね!」
「はぁい☆」
「あ、そうだ。エレナ!珠璃にアレ渡しといて!」
「かしこまりました。珠璃さん、こちらへ…。」
「アタシ?」
珠璃とエレナさんが、別の部屋に行った。
「…賢也。」
「大丈夫です。珠璃は俺が絶対に守ります。」
「うん…。頼んだよ?」
「はい。」