「…あっ!!!」
部屋に着いた途端、珠璃が大声で叫んだ。
「うわっ!何だよ、びっくりさせるなよ!」
「賢也!アタシ、千尋さん、どこかで見た事あるなぁ、って思ってたの。夢で…。夢で見た人とそっくりなの…!」
「え…?本当か…?」
「うん…!声もそっくりだし…。きっと何かのっ…!偶然だよね?」
「…。」
『まさか…。』
「賢也…?」
『予知夢…?!』
「賢也!」
「あ?あぁ、偶然だろ。」
俺は適当に言ってごまかした。