瓶の中では、エイミーの魂がまだ抵抗しているかのように、激しく動いていた。
「ダニエル。」
そう言うと、ジェームスさんは瓶をダニエルに渡した。
「何で俺なんだよ。」
「お前の方が破壊術は上手いだろう。……一欠けらも残らないように消してくれ。」
「……分かった。」
ダニエルは瓶の蓋がきちんと閉まっているのを確認すると、瓶を静かに床に置いた。
「ジェームス、この瓶はガラスだな?」
「ああ。」
「危険だから離れてろ。ガラスが体に突き刺さっても知らねぇぞ。」
アタシは急いで離れた。