「俺は美琴にこうすんの、すげー好き」 「……ふーん」 ああ、なんてかわいくない返事。 そんなあたしに呆れることなく、ゆうちゃんは一定のリズムであたしの背中をポンポンと優しく叩く。 まるで、小さな子どもをあやすように。