私は一瞬、止まった。

「やっぱだめだ」

と、電気を付けた。

「ん…?」

なんだか肌寒い。ブルッ…

身震いがした。

と、同時に






ピーンポン


「あ"ーー!びっくりした。」

とっさに大きな声が出た。


ピーンポン、ピンポン。


何度も鳴る。


「しつこい」


しーんとした空間にチャイムの音が響き渡る。

「なんなの。宅配便?にしては鳴らしすぎ」


最初は出る気はなかったけど、あまりにもしつこくて、あまりにもうるさいから、いらいらして
インタンホンには出ることにした。

「あの!誰??

……鳴らしすぎなんですけど」


「……」


反応がない。