大好きすぎて悔しいの。

「同じクラスって言ってたよ。背が高くてすごくベッピンさんだった。」



私は思い出せない。

「そういえばウチのクラスに1人不登校のひといたな。確か…柏木…柏木さん!?」

柏木さんは学校に来たのは両手で数えれる程度。

学校に来たとしても保健室にいる子だ。

綺麗で、モデルさん体型。少しクールで
話しかけにくいオーラがある子。

1度体調悪くて保健室に行ったときに、見たことあるくらい、うっすらと、
しかしどこか強烈だったのを覚えている。

私が保健室に入った瞬間

「もう帰るね」

と先生に言い残し、保健室を出て行った。

その時入口ですれ違ったとき、少し目が合い、逸らされた。

その目つきは鋭かった。

しかしそれとは真逆の甘いイチゴの香りが漂った。