小学校を卒業して早4ヶ月。

ケイタが私立の高校に行ったって言う話題以来、久しぶりにケイタの名前が出た。

「ん?いきなり、どうした?大丈夫??なんで!?」

私は若干のパニックと過去の過ちを思い出し、少し過呼吸気味になったが、なんとか持ち直した。

私は少し落ち着いてから口を開いた。

「…ケイタとはずっと友達でいてねって、小さい頃から言ってたじゃん。」

母は口を閉ざしたまんま首を振り、手で耳を塞ぎ、ポロポロと泣き出し、足をバタつかせる。


これが私が中学1年の8月、夏休みの話。

それから1ヶ月後…明美は

自殺した。