そしてその日から、あたしは、
本格的に先輩のストーカーを始めた。



『あらいせーーーんぱい!』


「でた。ストーカー女。」


『ストーカーじゃないです!ファンなんです』



もお、あの告白をしてから2ヶ月が
たとうとしていた。


2ヶ月も経てば、先輩のことは
大体把握してる。


昼休みはいつも体育館で
バスケしてるとか


たまに授業をさぼって、屋上に
寝てたりとか

購買でいつも焼きそばパンと牛乳を
買ってるとか



『先輩、また焼きそばパンと牛乳ですか?
たまには野菜とかバランスのある食事をしないと!』



「いいんだよ!俺はこれが好きなの!」


『あ、あたしがこれから
愛妻弁当作ってきますね?』


「いや。遠慮しておく。」



この二ヶ月で変わったこともある。
それは、先輩と普通に喋れること。