描け!!~心のキャンバス~


「泣こう…私、泣こう…」

私が泣いた素振りをしてるのを
ガン無視して葵ちゃんは、

「杏ちゃん貸して、杏ちゃん
頭良いし、字綺麗だから」

「私のでいいなら…」

杏ちゃんは、言った後に
鞄を開け数学のノートを取り出し
葵ちゃんに渡した。

「ありがとう、杏ちゃん
明日返すね」

そう微笑む葵ちゃん

「私の事は、ガン無視かよ!?」

大声で言うと

「うるさい、声響く」

と注意された。

私と杏ちゃんで態度違いすぎ
でしょ…。