「その可能性は、あんまりないと思う」

私が平然と言うとももえは、
驚いたように

「なんで!?美術部じゃん?」

「そうだけど、私美術部の
中でも目立たないし
それに…」

「はぁ、スッキリしたわ今日はここまでに
しといてあげる、また明日ね星奈」

なぜか、全然関係なかった私の方を
向いて微笑む

「う、うん…また明日ね」

そう私が言うと夏さんは、
ご機嫌の様子で去っていった。