天国の貴方へ届けたい

「何だよこれ。ったくまたあいつらだな」




聖也君はビリビリの教科書をパズルのように合わせていった。





「ああ、いいよそこまでしなくても。何十ページもあるからめんどくさいでしょ。新しいの買うから」





「美月って涙をこらえて我慢する癖があるよな。泣きたいときは泣きゃいいんだよ。」





コンコン…




ドアがノックされる音がして、聖也君の部下がジュースとお菓子を持って入ってきた。




「失礼します。ジュースとお菓子持ってきました」




うわこのお菓子あたしが大好きななやつだ。




もう嫌がらせのことは忘れてお菓子でも食べよう。




よけい涙が出ちゃうし。




「あ、ちょっと待って。頼みがあるんだけど…」





聖也君は出て行こうとする部下を呼び止めて何やらヒソヒソ声で話していた。