次の日。




あれから聖也君とあたしは楽しく喋ったりして過ごしていた。




その楽しさもあっという間に過ぎる。





その日の放課後、またあたしは凛華さんたちに呼び出されて水をかけられたり蹴られたりされた。





おかげでお腹や腕はアザだらけになった。




聖也君と幸せになれるんだったらこれくらい耐えられる。




また今日も突き飛ばされたりされるだろうなぁ…





和美には転んだ弾みでものが腕に当たったって誤摩化しといたけどこれ以上誤摩化しきれないなぁ…





「あら一人で登校?」




あたしが顔をあけると、目の前に凛華さんと女子たちがいた。




「別にあなたたちには関係ないから。聖也君とは別れるつもりはないわ」




あたしはそう冷たく言い放って歩いた。