軟派な王子様【完結】

「ダメだ。月曜は朝から会議が入ってる。それまでにこい。」


弱い人間は強い人間の言う通りにすればいい。

誰がお前らに金を出していると思ってるんだ。





この俺だ。


文句があるならこそこそしないで俺に言えばいい。



望み通りこの会社から追い出してやる。

黒服の運転手は唇を噛んで、ただハンドルを強く握った。


「はっはい…。申し訳ございませんでした。」


俺の前で物も言えねー下っ端が、大口叩いてんじゃねーよ。



俺は一層貧乏ゆすりを速くした。