軟派な王子様【完結】

これが俺の遊び方。
博打なんかよりよっぽど楽しい。



これが女子高生ともなればもっと簡単に手に入る。



女子高生は大人の男に憧れる。


街を歩けば誰もが俺に振り返る。


お目当ての女子高生が見つかればすぐに俺はその前を歩く。

後ろで俺の噂をしながら黄色い声を小さく荒げる。

俺はポケットから携帯を落とす。



「あっあのー落としましたよ??」



二人の女子高生はもじもじしながら俺の肩を叩く。


俺が振り返ればもう二人は落ちたも同然。



「ありがとう。かわいいお嬢さん達。」

「!?」



「あっそうだ。今度、駅前のコンビニの隣に、僕の経営する会社の店がまた一つ開店するんだ。よかったら来てね。君達なら特別招待するよ。」



女ってなんて単純なんだ。

尻に敷かれる亭主がいるなんて考えられない。

ペットのように扱えば簡単じゃないか。