軟派な王子様【完結】

「ついたー!!」

香織が喜びの声をあげる。

休日の遊園地は人が多く、混雑していた。

翔ときたときとちょっと雰囲気違うな…



我に返った私は頬を叩いた。


翔のことはもう関係ない。

翔なんか…

知らないから…


あのメール以来、翔から返信が来ることはなかった。

私が気にすることなんかないのに……

そう思った途端、私は無理にはしゃいでいた。

「ねー!!あれ乗ろう!!」


香織を引っ張る。


「えーあたしジェットコースターとか何年ぶりだろ。」


はしゃいで、笑って、騒いだ。

私の元気に、香織も、増田も、昇くんも不思議とも思わず楽しんだ。