【完】恋愛条件





『ちょっ!!』


髪を直す私を見て和也くんは笑顔になった。



「蓮もそうだと思うぜ、好きだから一緒にいたいって」

『か、ずやくん…っ』

「夜より今行って来いよ」


体をクルッと回されて、背中を軽く押された。



『うん、ありがとう!!』

「おう!」


私は和也くんにお礼を言って、砂浜を蹴った。






…蓮



…蓮




私は相当蓮が好きみたい。




ずっと一緒にいたい、アナタの腕の中に抱きしめられていたい。



素直じゃなくって、頑固者だけど…








蓮を思う気持ちは誰にも負けない。



『…っ、はぁっ』


全力で走ってミナミに着いた私は蓮の姿を探した。



『どこに…、あっ』


周りを必死に探すと、数十メートル先に蓮の姿がしっかりと見えた。