小鳥のさえずり…

自然に目を覚ませば朝になっていた。



『…ん』


ベッドから顔だけ上げれば、外は私の気持ちとは裏腹に晴れ。



『れ…ん』


昨日の事が嘘だと信じたい。
でも、頭には昨日の光景が鮮明に焼き付いている。



゛メールだよ!!メールだよ!!゛


枕元に置いてある携帯が朝から五月蝿く鳴った。



『…』


まさか…、蓮??
そんな事無いと頭でわかっていても、期待してしまう気持ち。


メールを開いて見ると…



゛おはよう゛

『和也くん』


メールの相手は和也くんからだった。


おはようの下にはまだ続きがあった…



゛外、見てみ?゛

『外??』


私はベッドから起き上がり、自分の部屋の窓を開けた。