いきなり黙り込んだ静香。
次の瞬間…
「ゴホッ」
「おい!!大丈夫かよ!!」
俺は静香の異変に気づき自転車を止めた。
「だ、大丈…ゴホッゴホッ!!」
咳をする静香の表情はとても苦しそう。
ただ事出はないことに背筋が凍りついた。
「静香!静香!」
俺が名前を必死に呼ぶと静香は口から手を離して笑顔を向けた。
「あつ…」
その瞬間、トサッと音を立てて静香が背中に寄りかかった。
「お…い…」
呼びかけても静香からは何の返事も無い。
「静香ーッ!!!」
―…
俺は急いで救急車を呼び、病院へと急いだ。
その間に、病院に着くまで静香の手を握りしめた。
「静香ッ」
顔は青白く、呼吸も荒い。
俺はバカだ。
こんなに具合悪いのに、気づけなかった。
苦しそうな静香に何もしてやれない自分に腹が立った。


