翌日――
わたしは覚悟を決めて登校した。
もし今日の終礼のあと純太くんに誘われたら、迷わず一緒に帰ろうと。
そうしたら純太くんは笑ってくれるかな？
誰に悪口を言われても、その笑顔を手に入れたいと思った。
だけどね――。
あ……れ？
全然こっちを見てくれないよ？
今日はなんだかちっとも目が合わない。
昨日もおとといも、教室でちょくちょく目が合って、ドキドキだったんだけど……。
終礼のあとも、純太くんはさっさと帰ってしまった。
今日は仲の良い男子たちと連れ立って。
そうしてそれは、次の日もその次の日も続いた。
