今夜、きみの手に触れさせて



わたしにしたのと、


同じように笑って、
同じようにささやいて、
同じようにキスをして


それからもっと、もっと、深く触れ合って……。




純太くんにとって、女の子とつきあうって、どういうことなんだろうね……?

わたしのほうだけが、本気になっちゃったのかな……?


そんな疑問が、ずっと頭の中を回っていた。


『翠、一緒帰る?』


と聞いた純太くんの声が、頭から離れなかった。






そんな気持ちのまま、夜は塾。

しかも今日は実力テストだし。



で、



やれるわけないもん。


あの3日間のせいじゃないよ。




ぐるぐるぐるぐる、思いが巡って
もやもやもやもや、集中できなくて





テストは、散々な出来だった――。