いつだっけ?
小三のときか。
学校で飼ってたウサギが死んで、すげー悲しかったことがある。
学校はすぐに代わりのウサギを調達してきたけど、オレは二度とウサギ小屋には近づかなかった。
すぐに代わりを見つけたら、死んだウサギがかわいそうだという気持ちもあったけど、
でもオレはきっと、またあんな悲しい思いをするのがイヤだったんだ。
まさかね。
ビックリだ……。
あの無邪気な小三のときから、全然成長してねーとは。
ゴロンと横になったら、笑いすら込みあげてきた。
オレ、悲しい目に合うのがイヤで、
こんなとこに閉じこもってるんだ……。