「ユーナ、長くなるけど聞いて、、、くれる?」


「もちろん!なんでも言って?誰にも言わないから!」


そんなに重大なこと抱えてたんだ、メイ。


ごめんね、気づかなくて。




「実はね、、、」




「うん」






「去年の冬休みなの、その人に出会ったの。ほら、ユーナと洋服買いに行ったでしょ?あの帰りだったの、、、」



「えっ、そーなの!?」


「その人ね、あたしのこと助けてくれたの。ユーナと公園の前で別れたでしょ? そのすぐ後、知らない男に口塞がれて公園に引っ張り込まれて、、、その、、、」



「レイ、プ?された、の?」


「ううん。同い年くらいの男の子がね、殴りかかって助けてくれたの。でも、その時はすでに洋服とか脱がされかけてて破れたりしてたから、、、」


「ひどい、、、」


「その男の子が犯人?倒したあとにあたしのほうみて、『そんなかっこじゃ返せないよな』って、、、」



メイがベッドの下の引き出しをいじり始めた。


「これ、着せてくれたの。彼のジャージ。」


「えー、これ学校指定のやつじゃん!相手見つかるんじゃない!?」



「え、でもさ、、、」


「会いたいんじゃないの?だったら、今度一緒に探そーよ!」


「どうやって?」


「考えてなかったー。」


「バカぁ〜」



ごめん、メイ。

つい興奮しちゃって。


でも、会ってお礼言いたいよね、、、


見つかるといいなぁ。