久しぶりのすメイん家。

昔はよく遊びに来たりしたな~


「お邪魔しまーす!」

「や、誰もいないし!」

確かにそうだけどさ、挨拶よ挨拶。
親しき仲にも礼儀ありってゆーじゃん。

あたしたちはメイの部屋でおやつタイムにした。

「で? 今日はいつもにも増してリョウと仲良しだったねぇー?」


「うっ、うん。仲良しってゆーか、
いつもと違う感じがしたんだけど!...急に緊張しちゃって。」


「友達距離じゃなかったってことね?」


「うん。」

友達距離じゃなかったよね、アレは!
しかもなんだかリョウが違って見えたってゆーか。

なんて言ったら伝わるのかな?




「恋。 ずばり、恋したんだよ、ユーナ。」


短い沈黙を破ったのはメイのこの言葉だった。

あたしは予想外過ぎて返事がうまく出てこなかった。


「いやいやっ!メイ、知ってるでしょ?あたし達は気の合う、」


「『お友達』から恋に発展するこだってなくはないじゃん」



そうかなー。


でもさ、リョウって優しいから今日のことだって友達として心配してくれたんだろーし、、、



「まぁ、リョウは確かに優しいけど、友達にあそこまでしないでしょ~?」


えっ!!


あたしさっきの聞こえてた?

いやいや、心の中で思ってただけだもん。


やっぱメイには叶わないな~

てか、なんだか分からなくなってきたぁー


あたしは何を考えてるの?
何したいのー?

あー分からない。

思考回路のスイッチ切っちゃえー!


ポチっ。


「ところでさぁー、メイは好きな人とかいないの?」


「どーしたの!いきなりそんなっ、、、」


「いや~、いっつも聞いてもらうばっかで、メイの恋バナきいたことないからー」


聞いてみたいな~♡


なんてふざけてメイの腕をツンツンしたら

メイが顔を真っ赤にして呟いた。


「ぃる、よ。」


えーーーー!!


いつからぁーーーー!


てか、誰なのぉ!?


「誰々!?どんな人?あたし知ってる?」



「知ら、、、ないよ。学校違うもん。」


「そっかー。ん?じゃあ、どこで知り合ったの?」



だって、メイは塾とか習い事してないから他校に知り合いっていないはず、、、


でもまあ、メイは性格とは裏腹の可愛い系だからな~


目はちょっとタレ目。肌は白くて、髪の毛らサラサラストレート。

そんでもって頭良くて、スポーツも割と得意な方。


ん~自慢の親友だぁ~


なんて一人で考えながらメイの方をみたら、すっごい複雑な顔してる。


どーしたのかな?

なんか問題でもあるのかな、その人。


「どーしたの、メイ。その人になんか問題でもあるの?」


、、、どーしたの、メイ!


なんかあるなら言って!

力になれるか分からないけど、協力するからー!!


「ユーナ、、、」