てか、早くしないとメイが戻ってきちゃう。メイは小学校からの親友で、何かと勘が鋭い大人系女子。

こんなとこ見られたら詮索されちゃうよ~

でも、リョウの手はあたしの体をしっかり支えてくれてて離れそうもなかった。


「お前って結構ドジなー。」

うっ。気づかれたかー

でも、それを認めるのは悔しいから反論してみた。

「そんなことないし!」

「ごめん、ごめん。今のはジョーダン。」

リョウはそう言って何気なくあたしの頭をくしゃって撫でた。