中学校最後の体育祭を1週間後に控えたあたし達。
あたしの名前は有菜。まだまだ暑さの残る放課後のクラス練習に励んでる。
「おーい、ユーナ。もっかい通しでやるってよー?」
今あたしに声をかけてくれたのはリョウ。中2から同クラで、席が隣になったのをきっかけに仲良くなった。
『位置についてー、よーい、ドン!」
あたしは一応陸上部の中でも短距離には自信がある方だから選抜リレーの選手。
第2走者のリョウからバトンをもらう。
「ユーナ!ゴー!!」
リョウの合図と同時にスピードを上げた。だって、リョウとは息ぴったりだから振り向かなくてもパスは楽勝なんだもん♪
「任せて!」
あたしは全力で走った。
うちのクラスは速い方だけど、
あたしの前を走る影がひとつ。
(誰よ? 地味に速いし!でも抜かしてやるー!)
そんなことを思って全力でラストを抜けたら、ギリギリ抜かせた。
「はい!メイ!」
『グキっ!』
ん っっ!
痛い!!
しまったー足挫いちゃったぁー
ヤバイよ、本番近いのに...
でもとりあえずバトンはミユに渡ったし。
あたしはとりあえずトラックから退こうと思って立とうとしたけど、上手くバランスが取れない...
あたしの名前は有菜。まだまだ暑さの残る放課後のクラス練習に励んでる。
「おーい、ユーナ。もっかい通しでやるってよー?」
今あたしに声をかけてくれたのはリョウ。中2から同クラで、席が隣になったのをきっかけに仲良くなった。
『位置についてー、よーい、ドン!」
あたしは一応陸上部の中でも短距離には自信がある方だから選抜リレーの選手。
第2走者のリョウからバトンをもらう。
「ユーナ!ゴー!!」
リョウの合図と同時にスピードを上げた。だって、リョウとは息ぴったりだから振り向かなくてもパスは楽勝なんだもん♪
「任せて!」
あたしは全力で走った。
うちのクラスは速い方だけど、
あたしの前を走る影がひとつ。
(誰よ? 地味に速いし!でも抜かしてやるー!)
そんなことを思って全力でラストを抜けたら、ギリギリ抜かせた。
「はい!メイ!」
『グキっ!』
ん っっ!
痛い!!
しまったー足挫いちゃったぁー
ヤバイよ、本番近いのに...
でもとりあえずバトンはミユに渡ったし。
あたしはとりあえずトラックから退こうと思って立とうとしたけど、上手くバランスが取れない...
