先輩が好きなんです。




「…」




先輩は何も言わない








やっぱり…言わない方がよかったのかな…?










「…嫌いになっちゃいましたよね」






涙が再び溢れ出す




「へへっ。ごめんなさい…こんな話しちゃって…」




「…」










「それも去年のこの日だったんですよ!



もうむしろすごいですよね?」







先輩は口を開かない









暗い夜の中の沈黙が続いていた