運命の赤い糸

あれは暑い初夏の六月の出来事でした。
私が中学2年生の時、ヤンチャ真っ盛りで今じゃ流行らない様な学ランを着ていた時代でした。
真面に授業にも出ず、タバコを吸ってバイクに明け暮れていた私はいつもの通りランチタイムになるまで外へ遊びに出ていて、先生には見放されてほぼ自由にしていました。
そしてランチタイムの時間までコンビニや近くの駄菓子屋で暇を持て余していた私は、ランチタイムになり一度学校へもどって行きました。
(ようやく飯だー!あぁーだるかった。今日の飯はなんだっけか?)
なんて言いながらランチルームへ。
すると
(ドカドカ!)
目の前から勢いよくボーイッシュな女の子がかけてきました。
(早くー!)
(きゃ!!)
[ドス!!]
その子は前を見ずに勢いよくかけてきたため私とぶつかり転んでしまいました。
(いたたた…)
その子は私を見上げるなり、
[ヤバイ人とぶつかったなぁ…]
なんて顔をしながら
(すいません…!)
っとすぐに立ち上がりスカートを直していました。私は
(大丈夫か?気をつけなよ?)
なんて柄にも合わない言葉をかけました。
すると彼女は
(だっ大丈夫です!すいませんでした…)
っと頭を下げてきました。
その場はここで終わり、なにもなかったのですがまだこの時二人は、運命の赤い糸で結ばれるとは思ってもいませんでした。