「じゃあなんなんだよ?」
そのままの体勢で、不機嫌そうに瞳を揺らすリュウ。
動きは止まったけど、至近距離で顔を見られているせいかドキドキが止まらない。
「カ、カエデちゃんがね……!ノボル君の気持ちが気になってるみたいで。さり気なくコソッと、どう思ってるか聞いてみてくれないかなーなんて」
ドキドキし過ぎて目を合わせられない。
相変わらずお肌が綺麗だし、体も引き締まっているリュウ。
逞しい腕が視界に入って、ドキンとさらに鼓動が鳴った。
「聞いてどうすんだよ?」
不機嫌なのかそうじゃないのかわからないほど冷静な声。
どうするって言われても……ねぇ?



