笑った顔は、やっぱりリュウに少し似ている。
「竜太が姫ちゃんに落ち着いた今、俺にとっての心配のタネはお前ぐらいだからな〜!」
「はは。ご心配なく。それより、イッちんはどうなの?いい加減、ひとりに絞れば?もういい年なんだからさ」
「俺がひとりに絞ったら、泣く女がたくさんいるからなぁ」
楽しげに笑うイッキさんは、まだまだ落ち着く気がなさそう。
「イッちんにだけは、まともな恋愛してるかどうかなんて聞かれたくないし、心配もされたくない」
軽蔑の眼差しをイッキさんに向けるカエデちゃん。
あたしは苦笑するしかなかった。
「あ、そうだ。うちの若手達が伝説の男に会いたいっつって聞かなくて。ホスト連中3人ほど連れて来たから紹介するよ」
イッキさんは玄関の方に歩いて行くと手招きで誰かを呼んだ。
「「「失礼します」」」



