カエデちゃんの為に、あたしが出来ることは何かないのかな?
こうなったら、何がなんでもうまくいってほしいっていう気持ちが湧き上がって来た。
だけど。
さて、どうしたもんか。
やっぱりここは、リュウに協力してもらうしかないかなぁ。
なんて考えている内に、他のメンバーが続々とやって来た。
「姫ちゃん、久しぶりだね」
「イッキさん、こんにちは」
今はもう策士にしか見えないイッキさんの笑顔に心が和む。
相変わらず女性より綺麗な顔をしてるなぁ、イッキさんは。
手土産にあたしの好きなお店のプリンやらケーキ、美久の大好物の桃まで持って来てくれた。
「イッちん、おひさぁ」
「カエデか。お前、まともな恋愛してんのかー?」
ガシガシとカエデちゃんの頭を撫で回すイッキさん。
イッキさんにとって、妹はやっぱり可愛い存在みたい。
「もー!久しぶりに会って言う言葉がそれ?」
乱れた髪を手で整えながらカエデちゃんが苦笑する。



