俺様ホストシリーズ〜その後総まとめ集〜



「いいんすか?なんか申し訳ないっす。けど、辰巳さんと話したかったんで、お言葉に甘えて」



謙虚なところも変わってないし、ノボル君は今でもリュウに憧れているらしい。


ペコペコしながらリュウがいるそばまで行くと、何かを言われたのかソファーに腰を下ろした。


すかさず後を追う美久に、優しい笑顔を向けるノボル君。


そのままノボル君の膝の上にちょこんと座った美久は、機嫌良く歌を歌い始めた。



「美久ちん、あたしには見向きもしないんだけど〜!それはそれで、なんかショック」



それを見てガックリと肩を落とすカエデちゃん。



「この前、カエデちゃんが帰った後『会いたかった』って泣いてたけどね」



思い出してクスッと笑う。


それを見たリュウが、デート中だったカエデちゃんを呼び戻そうとしたんだっけ。



「本当?やったー!」



2人共、本当に色んな人から愛されてるなーってつくづく思う。



「ところでさぁ、カエデちゃんはノボル君とどうなの?」



「えっ!?ど、どうって言われても……ねぇ?」



途端に赤くなってうつむくカエデちゃん。


その姿はいつも綺麗なカエデちゃんには珍しく、すごく可愛く見えた。