「いらっしゃい!まだ準備中なんだけど、適当に座っててね〜!」
「いいよいいよ、手伝うよ〜!」
「本当?助かる〜!」
カエデちゃんがキッチンまで来て、あたしの隣に立つ。
なんだか嬉しそうなのは、ノボル君と一緒だからかな。
まだ付き合ってはないみたいだけど、実際のところはどうなのかがすごく気になる。
「あ、俺も手伝うっすよ」
「みくもー!」
少し眠そうなスーツ姿のノボル君が、にっこり笑いながら近寄って来る。
タメだけど、相変わらずノボル君は今でもあたしに敬語。
いまだにリュウの影響力は大きいみたい。
「ノボル君は座ってゆっくりしてて。リュウと積もる話もあるだろうし」
「そうだよ〜、お店出たあとで疲れてるんだからさ」



