「なんかムカつくな」



「えっ?」



「俺以外の男のことを気にしてんじゃねーよ」



うっ。



「ご、ごめん……っ」



だけど、愛翔には本当のことは言えない。



「帰ったら覚えてろよ?」



「えっ!?」



ドキッとしたあたしは、どこかおかしいのかな。


愛翔のことが大好きで、ちょっとしたひとことにドキドキしてる。



「そ、そういえば……さっきパパと何話したの?変なこと言われなかった?」



「いや、別に。結婚するまで手ぇ出すなって言われただけ」



「えっ?け、結婚……!?」



話が飛躍しすぎでしょ……!


もー、パパのバカ〜!


何言ってんのよっ!