もう一度訊き返すと、さらに大きなため息を吐き出して今度は大きな声を出した。
「嫉妬してんだよ‼︎」
え……。
し、嫉妬……。
バツが悪そうに目を泳がせてあたふたする愛翔の姿はかなりレア物。
おまけに顔も真っ赤。
か、可愛い……。
胸がキュンとなる。
こんな愛翔、初めてだ。
「他の男に見せてんじゃねーよ……バカ」
海の方を見てボソッと呟いた後、ムスッと唇を尖らせる愛翔の姿が可愛く思えて仕方ない。
「わかった。じゃあ愛翔にだけ見せる」
「……っ⁉︎」
驚く愛翔を尻目に、あたしは着ていたパーカーをその場で脱いだ。



