波打ち際まで連れて来られて、並んで腰かけた。 いつもの無表情の顔は、やっぱり何を考えているのかさっぱりわからない。 「俺だけに見せろよ」 「えっ⁉︎」 俯きながら、拗ねたような口調で愛翔は言った。 「なに他の男に見られてんだよ」 鋭く突き刺すような視線。 手首をギュッと握られて、思わず肩がビクッとなった。 「な、なんで怒ってんの……?」 水着姿を他の人に見られたから? でもなんでそれで愛翔が怒るの? 「お前さぁ……わざと俺を怒らせようとしてんの?」 「えっ……?わざ、と……?」