「はぁ」
冷房の効いた車内で、隣に座ってはしゃぐまどかを尻目にため息を吐いた。
「んー?なんか言ったぁ?」
偶然にも同じ髪型をしたまどかが、高く掲げたポニーテールを揺らしながらあたしを見た。
「言ってないよ。それよりごめんね、家族も一緒で」
予想通り李久までついて来たし。
その友達の相田君まで。
「いいっていいって‼車で遠くの海まで行けるなんてラッキーじゃん?バーベキューもしたかったしさ」
晴れ渡る空を見上げて、まどかはにっこり微笑んだ。
「美久は嫌かもしれないけど、あたし美久んちの家族も美久も好きだしさ‼」
まどか……。
なんてイイコなの‼
「ありがとう、あたしもまどかのことが好きだよ」
「俺も俺も‼」
李久が笑いながら後ろを振り返ってからかって来た。



