「我慢出来なくなるって言ったばっかだろうが。それとも……誘ってんのかよ?」
指の間に愛翔の指が絡められた。
色っぽく艶のある声に、背筋がゾクッとして体の奥底から熱いものが噴き出しそうになる。
「べべべっ、別に誘ってないってばっ‼」
熱のこもった瞳で見られて、あからさまに目をそらした。
う〜。
この甘いムードにはまだ全然慣れない。
こそばゆくて変な感じ……。
幼なじみの期間が長かったからかな。
手を繋いだり、触れられる度にドギマギする。
「んなムキになって否定されっと結構傷付くんすけど」
「あ、ごめん」
拗ねたようにふてくされる顔を見て、素直にそんな言葉が出た。



