「ありがとな」 「へっ⁉」 気まずい沈黙を破ったのは愛翔で まさかそんな言葉を愛翔の口から聞けるなんて思ってなかったから かなり気の抜けた返事をしてしまった。 「いや、なんか気ぃ使わせたみたいだし」 「気を使ったわけじゃないよ?本当のことだもん」 そう言った後、手を握り返してジッと目を見つめた。 色気を含んだその瞳に思わずドキッとさせられる。 「お前……俺の言ったことわかってねぇだろ?」 「えっ⁉」 意味がわからないんだけど。