美味しいと言って食べるあたしを、ユメさんは笑顔で見つめて来た。
「やっぱり女の子がいると華やかでいいね。男ばっかだとむさ苦しくて……恋バナも出来ないしさぁ」
「こ、恋バナ?」
「お前なぁ……その歳で恋バナはないだろ」
呆れたようにヒロさんが笑う。
「いいでしょ‼最近ときめきがないんだもん」
「ぶはっ、それ俺に言っちゃう?軽くショックだし」
麺を吹き出しながら言うヒロさんは、大げさなくらい肩を落とした。
そんなヒロさんを結ちゃんが宥め、愛翔は興味がなさそうに黙々と食べてて我関せず顔。
でもなんだかんだで楽しい食卓となった。
「愛翔もいつもはもうちょっと愛想があるんだけどね……今日は結翔がいたから機嫌が悪かったのかもね」
ユメさんがポツリと言った。
今は後片付けをしていて、ここには2人だけしかいない。
「えっ⁉結ちゃんがいたから……?」
「美久ちゃんが結翔ばかりに懐くからヤキモチやいてんのよ」
ニコッと笑ってユメさんが呟いた。
「えっ⁉」
ヤキモチ……?



