「美久ちんも可愛いから絶対モテるよ〜!ハデハデでヤンキーみたいな彼氏を連れて来たらどうする?」
カエデちゃんが楽しげに笑ってリュウを見る。
するとーー。
「彼氏なんか認めねぇ。もし連れて来たら、ボコボコにして徹底的に追い詰めてやる」
険しくなったリュウの声を聞いて、あたしは思わず苦笑する。
美久、かわいそうに。
そう思ったけど声にはせず、機嫌が悪くなったリュウのそばから離れた。
「あー!まんま」
立ち上がったあたしを見て、李久が声を上げた。
手足をバタつかせて何かを訴えている。
「はいはい。お腹空いたんだね」
「りーご」
「はいはい、りんご食べるんだね」
「うー」
嬉しそうに笑いながら、李久はあたしのところにハイハイでやって来る。



