Star Horse.。.:*☆ 星のように輝いて馬のように駆け抜けた恋


がっちりして大きい背中。

柔らかい髪の毛。

柔軟剤の香り。

私が知らない間に、変わった。

小学校の時は、毎日のように一緒に遊んでいたけど、中学からは部活なんかでなかなか会えず、同じクラスにすらならなかった。

あれから、声も低くなった。背も高くなった。

体もがっちりしている。


小さい時とは違う優馬にドキドキしている。


すると、優馬が抱きしめ返した。

「星璃いいにおい。ふわふわ。やわらかい。なんか安心する」

優馬の声が耳元で聞こえてくすぐったい。

「なんか落ち着くね。」

まだ心臓はバクバクうるさいけど、すごく落ち着いてる気分。

ずっとこのままがいいな。