しばらくすると、優馬のまぶたがぴくっと動いた。 「ん……ん。ひっ……かり?」 優馬の意識が戻った、 よかった。 「気分悪くない?」 「さっきよりは、まし」 にこっと笑う優馬。 「ずっと手握っててくれたんだな」 祈るような気持ちで強く握りすぎたのかもしれない。 少し赤い優馬の手。 「うわっ……うわぁ!!ごめん!!!」 無意識のうちに握りすぎてたのかも。 「ありがとな」 夕日に照らされ、ふわっと笑う優馬がすごく綺麗だった。