優馬は、私たちが思っている以上に元気だった。 だけど、やっぱり病魔は確実に体を蝕んでいる。 お見舞いに行くたびに点滴をしている優馬。 少し痩せた優馬。 本当は、調子だって良いはずがない。 きっと心配させたくないから元気に振る舞っているだけなんだ。 今まで、甘えてばっかりだった私。 強くなれたか分からないけれど、今度は優馬が私に甘えてよ。 優馬は自分の体を大切にして。 優馬のかわりなんて世界中探してもいないんだから。