昼休み────。


友達と他愛もない会話で盛り上がっていると、



プルルルルルルル…………


私のスマホが鳴った。


画面を見ると【優馬のお母さん】と表示されていた。


なんの用だろう。


めったにかかってくることのない電話に、胸騒ぎがする。


───ただ事ではない───


直感的に思った。


嫌な汗をかきながら、電話に出た。