門には、大好きな人の姿。 「お待たせいたしました。」 いつもダッシュでここまで来るけど、優馬が先にいる。 「帰るぞ。」 手を差し伸べてくる。 その手を離さないように、しっかり握る。 楽しくおしゃべりして、あっという間に家に着いてしまう。 「また明日」 そんな毎日を送っていた。 休日はお互いの家で過ごしたり、出かけたり、私達なりに恋人らしく過ごした。 そんな日常が幸せで、毎日が楽しかった。