いつにも増して賑やかな私の家。 そんなに、お父さんとお母さんは私と優馬が付き合うのを待っていたのかな。 騒がしいリビングを後にして、私は自分の部屋に向かった。 「もしもし。優馬。なんか、お父さんとお母さんが大泣きしてるんだけど」 「うちまで泣き声がきこえる。」 えっ!?それ、めっちゃ恥ずかしいじゃん。 「う゛。ごめんなさい。」 「俺の父さんも母さんも星璃と付き合ってること喜んでくれた」 両家の親から祝福された私たちは、恋人として認められた気分だった。