いじわる執事とお嬢様。

「飛び級をしまくって、アメリカで執事になったってこと?」

すこし困惑する私に、仁は答えた。



「そういうことです。最年少で大学を卒業したんですよ?」


「…」

…さり気なく自慢してきた仁に腹が立ったが、おさえる。



「…なんで執事?」