いじわる執事とお嬢様。

「実は、妻と仕事で海外に行かなくてはいけなくなったんだ。」


「仁くんって…執事になったのでしょう?」


「はい。」


「だから、私達がいない間に心愛の事をお願いしたいのよ。」


「杞憂かもしれないが…
昔のような事は起こって欲しくないからな。」


「あと、期間はまだ未定なんだが…お願いしても…いいかい?」


僕はすぐに答えた。



「もちろんです。」